人間の体は、筋肉と骨で体を支えておりある程度

重たい物を持ち上げることができるようにできています。

 

普段からある程度からだを動かしていれば、

少し重たいものを持ち上げた程度で腰が痛むことはまずありません。

 

しかしながら、突然そんなに重たいものでもないのに

ぎっくり腰になってしまう事が多くあります。

 

 ぎっくり腰の原因

 

・姿勢の歪みによるものの

・腰周辺の筋肉の脆弱化

・日常的な筋肉疲労の蓄積

・過度なスポーツによる筋肉負荷

 

などがあります。

 

いずれにせよ、腰に異常なストレスがかかっているときに発症します。

つまり、若くても運動を十分にしていても、

腰に負担が蓄積されるとぎっくり腰になる可能性があるのです。

 

 

ぎっくり腰の症状

 

・体を真っ直ぐに起こせない

・身体を支えることができない

・横になっていても違和感や痛みがある

 

とにかく痛みが伴うため体を曲げたり

長時間いすに座っているとかなり厳しい状態になるでしょう。

 

要注意な腰痛

 

症状の中でも『　仰向きで寝て膝を立て腰を上げる　』

この動作に痛みがある際は要注意です。

 

腰部深層にある大腰筋を痛めている可能性が高いからです。

 

筋肉が緊張しているのではなくて

筋肉に傷が入っているようなイメージで想像してもらえればいいと思います。

 

緊張が強い・コリがキツイ様な腰痛は緊張しているだけですので

温めたり、ストレッチをしたり、マッサージをしてもらったりすると

楽になりますが、このタイプの腰痛ではその時はよくても後で悪化します。

 

筋肉に傷・炎症がある為にその部分を刺激すると当然悪化します。

 

ストレッチやマッサージで良くなっているのは

周りの緊張している筋肉をほぐしただけで

その際に深層の炎症部分を刺激しています。

 

大腰筋を痛めると朝寝ている所から起きることが非常に困難になります。

立ち上がってしまえば他の筋肉が支える為

 

痛みがさほど出ないのも他のぎっくり腰と違う特徴です。

 

当院での施術方法

症状のきつい方は座っているのも大変です。

 

長引く問診はつらいだけなので

骨折や神経損傷、靱帯断裂など

重要なものがないか見た後直ぐにベッドに寝てもらいます。

 

痛みのきついところへの刺激を出来るだけ避けながら施術を行います。

 

日常生活は何とか出来る程度にはなって頂きたいので、

ツラいとは思いますが何回か可動域や痛みの出る動作を聞きながらになります。

 

骨盤の歪みによって腰に負担がかかり度重なるとかなりの負担になることがあります。

この様な方には骨盤調整を提案することがあります。

 

また度重なる腰部周辺の筋肉への疲労の蓄積などがある場合などには

鍼通電療法をすすめています。

 

どちらも通常の施術にプラスすることで効果が上がるものですし

安全に配慮した痛みの少ない施術です。

 

ぎっくり腰は突然❝こんなことで？❞というものでなります。

私も経験があるので大変だと思います。

 

ぎっくり腰は体を鍛えている方でもなります。

鍛えている鍛えていない関係ありません。

 

しかし鍛えている方の方が復帰が早いです。

腹筋背筋と下半身のトレーニングは必要です。