人の体を支える背骨は、

正しくいうと脊柱といい

更に詳しく見てみると

椎骨という小さなパーツと言える骨が積み重なってできています。

 

この脊柱は横から見たときにはS字を描くようなラインとなっていますが、

前から見たときには真っ直ぐなラインです。

 

それが体重を支える最もバランスの良い位置といえます。

 

ところが脊柱側湾症になると、

前から見たときに真っ直ぐであるべき脊柱が

左右どちらかに曲がってしまっています。

 

これは生まれつきそういう形になっている先天性、

何かの病気によって引き起こされる病原性などがあるのですが、

特に思春期の女児が発症してしまう事が多いことでも知られています。

 

脊柱側湾症になると、

体のバランスが崩れて歪んだ姿勢で歩いたり、

座っているときにも傾いてしまったりと見た目の問題もあるのですが、

脊柱周辺の肺などの成長が大きく阻害されてしまう危険性もあります。

 

また曲がり具合が大きくなってくると、

負荷が本来かかるべきではない

腰や背中の一部に集中してしまい激しい腰痛に悩むこともあります。

 

年令を重ねて骨がもろくなった中高年以降の患者はより痛みを感じやすくなるのです。

 

 

腰痛が出るほどに脊柱側が湾曲してしまったとき、

どうすれば治せるのかというと

成長期であれば装具をつけて改善することもありますが、

大人であれば根本的に解決できる手段は手術です。

 

手術で曲がっている部分に器具を装着して、

傾きをなくしていくことができます。

切開をする側で前方と後方の2種類があります。

 

傾きの具合によって手術の難易度も変わってきますが、

4時間から12時間はかかる手術になります。

 

手術後は痛みがでてきますが、

数日もすれば歩けるようになり

2,3週間で学校や仕事に出ることも出来ます。

半年もすればスポーツも出来るようになります。

 

手術をするとなれば、

抵抗を感じてしまうかもしれませんが

生活習慣が原因によるものであればそれを改めることで改善が見込めるものの、

先天性や病原性であれば自然治癒は難しいです。

 

阪井鍼灸整骨院では二次的に負担のかかっている

 

背中や腰などの為に骨盤調整や電気鍼などを行っています。

 

気になることはお気軽にお聞きください。