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天候による体調の変化。
天気によって体調が変わるような気がすると思う人もいることでしょうが、これはまんざら気のせいではないかも知れません。
天気が悪いと気分も沈みがちで、体調も悪く身体が重いと感じるということもありますが、単純に気分の問題だけでなく、気圧が影響をして体調が変わることもあるためです。
この天気によって体調が変わる症状のことを『気象病』と呼び、気圧の変化によって交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、頭痛、めまい、肩こり、吐き気といった症状が発生します。
人間の耳の中には内耳と呼ばれる器官があり、これは主に平衡感覚をつかさどる器官なのですが、働きとしてはそれだけでなく、気圧の変化を感じ取るセンサーの役割も持っているとされています。
平衡感覚をつかさどっている器官だけに気圧の変化に対して敏感で、刺激される神経の違いで様々な症状があらわれることになります。
交感神経が活発化すると頭痛が悪化したり、副交感神経が活発に働けばけだるさを感じるようになるのです。
気圧の変化が原因とされるだけに、特に梅雨時期や台風などで体調の悪化を感じる人が増えてきます。
気傷病に悩んでおられる方は、推定1000万人以上とも言われています。
天気によって体調が変わると感じている人は、気象病というものの存在を理解すれば納得することができるでしょう。